OLYMPUSのOM-D E-M5 Mark IIのPROレンズキットを購入して9ヶ月が経ちました。
D750と併用して使用していますが、抜群の描写力でとても満足。
コンパクトで軽量、カバンに入れっぱなしでも全く負担になりません。
毎日の通勤、カメラ持ち歩いてても全然疲れへんぞ
でも全然撮ってへんよな!
OLYMPUSはキットレンズの他に、PENシリーズを買った時に付属していた望遠レンズと、単焦点レンズ2本を持っています。
しかし、マクロレンズを1本も持っていなかったので、NikonかOLYMPUSでコスパの良いレンズ探してたら…
なんと、付属のキットのPROレンズで、簡易マクロ撮影が可能だと知ってしまった!
そんな訳で、改めて付属されてたレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」の性能をレビューしていきます。
12-40_F2.8_PROレンズの魅力
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROはOLYMPUSのProシリーズの標準ズームレンズです。
ほとんどのメーカーは標準ズーム域を「24-70mm」にしているのに対し、本レンズはフルサイズ換算で「24-80mm」とちょっと伸びて、初めてのProレンズにとてもオススメ。
また、純正メーカーのズーム全域で解放F値2.8レンズは15万円を越えることが多いですが、マイクロフォーサーズ用の本レンズは新品で10万円以下で購入できます。
マイクロフォーサーズは、大きなボケを得にくい・階調表現力が乏しいデメリットがありますが、全体的なコスパは良く、メイン~2台目カメラとしても購入する人が多いです。
12-40_F2.8_PROは簡易マクロ撮影が可能
ここまでは、標準ズームレンズとしての良さについて語ってみました。
しかし、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、ズームレンズでありながら、被写体を大きく写せる「マクロ撮影」的な使い方ができます。
レンズには「最短撮影距離」「最大撮影倍率」と言われる、被写体にどれだけレンズを近づけられるか、どれだけ被写体を大きく写せるかの性能があります。
本レンズは最短撮影距離が0.2m、最大撮影倍率が0.3倍と、ハーフマクロレンズに匹敵するマクロ性能があります。
例えば、ハーフマクロレンズのフジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macroは、最短撮影距離0.267m、最大撮影倍率0.5倍で、マクロ性能としては近い値となっています。
標準ズームレンズながら、マクロ性能も十分なレベルで兼ね備えており1本持っておけば、あらゆるシーンで使い勝手の良いレンズです。
マクロ性能を検証してみる
では実際に、どれほど被写体に寄れて大きく写せるか、検証してみたので作例を掲載します。
まず、広角24mmで撮影してみました。この時点でも割と被写体に寄って撮影ができています。
続いて、望遠80mmで被写体に寄ってみると…
ここまで大きく被写体を移すことができます。
標準ズームレンズでここまでマクロ性能があるのは素晴らしい。
ここまでレンズを寄せて撮影ができます。
あまり距離感がわからない方のために、わかりやすい距離感のサンプルも掲載します。
実に「柿1個分」まで寄れることで、被写体の細かいディティールまで描写することが可能です。
ちなみに、ハッカ油持ってない人にはピンとこないだろうから、誰もが持ってる被写体でも撮影しました。
とても大きく写せました。トリミングなしで、ここまで大きく写せるメリットは、ここからトリミングすれば、さらに拡大することができる点です。
この10円玉の部分のみトリミングすれば、画素数をそれなりに保持しながら拡大できます。
12-40_F2.8_PROの作例
では、実際にM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで撮影した写真を掲載します。
まずは標準ズームレンズとしての描写力をご覧ください。
広角24mmから撮影ができ、望遠にも強みがあり、色のヌケも最高でとても使いやすいレンズです。
では、実際にマクロ風に撮影した写真掲載していきます。
トリミングなしで、ここまで被写体を大きく写すことができます。
12-40_F2.8_PROは初めての1本にオススメ
本来のマクロレンズの性能と比較すると、大きく写すにはやや劣るかもしれません。
しかし、マクロレンズは使用頻度が低いと思う方も多く、たまに撮影するくらいで数万円のレンズ買い増しはちょっと厳しいはず。
広角から中望遠まで、標準ズーム全域で解放F値2.8を可能にし、マクロレンズのようにも使えるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、1本持ってて損はなしです。
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