OLYMPUSの神レンズキットと、単焦点レンズを格安で手に入れて、見事にOLYMPUS LIFEを過ごしています。
が、しかし、新しいレンズ欲は日に日に増していく…
神よ!私にご慈悲のレンズ代を下さいw
これが俗に言う”レンズ沼”ですね。
Nikonは安物ながらも、欲しいレンズが揃いつつありますが、OLYMPUSへ投資する体力がありません…
そんな訳で今回はこれ!
K&F Concept レンズマウントアダプター KF-NFM43です。
(名前が長い…)
このマウントアダプターは、NikonのレンズをOLYMPUSで使用できる優れもの。
と言う訳でさっそく、こやつのレビューをしていきます。
そもそもマウントアダプターとは?
書いてそのまま、マウント部をアダプターで変更するものです。
一眼レフなどレンズ交換式カメラは、他社製のレンズを使うことができません。
マイクロフォーサーズは例外として、PanasonicとOLYMPUSが共同開発したもの。
よって、この2社間はメーカーが異なっても使えます。
NikonのレンズもOLYMPUS本体には普通には装着できません。
このアダプターを使用することで、異なるメーカーのレンズを使用することができます。
レンズアダプターは他に、SONY→Nikonなど他のマウントの異なる種類も存在します。
自分の手持ちレンズを、他社メーカーで利用できる反面、メーカー保証外となるので、挙動や動作は保証されないのが特徴です。
マウントアダプターの種類
マウントアダプターと言っても、マウント部のメーカーの種類の他に、機能面でも違いがあります。
主な3種類をざっくり紹介
- 絞りリングなし
- 絞りリングあり
- 電子接点あり
上記の3種類の異なる種類があります。
基本的には上から順に安く、電子接点のあるタイプは数万円を越えることも。
絞りリングなし
1番最安なのが”絞りリングなし”タイプのマウントアダプターです。
(今回紹介するタイプ)
マウント部を変更するジョイント的な役割のみなので、機構も複雑ではありません。
レンズ本体で絞り調整ができない場合、このタイプでは絞りが固定されてしまいます。
絞りリングあり
“絞りリングあり”のマウントアダプターは、レンズ本体に絞り調整機構がない場合は、ほぼ必須となります。
人によっては、解放F値のみで使う用途であれば、絞りリングなしでも良いと思います。
ただし、使用するレンズによっては、絞りリングがないと解放F値ですら使えないこともあるので注意が必要。
電子接点あり
異なるメーカーのレンズ・カメラ本体の電子接点を繋ぐことができます。
価格は最も高価になりますが、AFも使えるのでその価値は十分あります。
あくまでも無理やり動かすので、挙動面での信頼はメーカー純正品の組み合わせには劣るのがデメリット。
レンズがNikonの場合の注意点
次に、レンズがNikonの場合の注意点を書き出します。
そもそも、Nikonのレンズには3タイプあり、生産された時期(製品)によってタイプが異なります。
Nikonのレンズタイプ(古い順)
- Dタイプ→絞り環【あり】/絞りレバー【あり】
- Gタイプ→絞り環【なし】/絞りレバー【あり】
- Eタイプ→絞り環【なし】/絞りレバー【なし】
上記の3種類があります。
絞り環とはレンズ本体にF値(絞り)が調整できる機構のあるレンズです。
絞りレバーとは、レンズのマウント部に、絞りを可変するための突起があるタイプになります。
(人差し指部分のレバーで絞りを可変。)
両方が付いてるレンズがDタイプ、絞り環がなく絞りレバーのみ付いてるレンズはGタイプとなります。
そして、比較的新しいレンズはその両方がなく、電磁方式で絞りを可変します。(Eタイプ)
一番新しいレンズの見分け方は、良い(E)タイプで覚えろ
このように、各社で使えるレンズが異なる可能性があるので、マウントアダプターを買うときは注意が必要です。
マウントアダプターを試してみた
という訳で、実際にレビューしていきましょう!
今回購入したのは1番安いタイプ、電子接点・絞り環なしのアダプターです。
うーんコンパクトでシンプル。
ただ使えるようにマウント変更するだけなので、誰でも使えるのは素晴らしい。
画像に見える赤い点が、レンズ・本体に取り付けの際の目印になります。
上部の突起はレンズを外すためのレバー。
本体からの取り外しは、カメラ本体で操作します。
私の持っている、絞り環付きのDタイプレンズは、この古い標準大三元レンズ。
「SP AF 28-75mm F/ 2.8 XR Di」です。
型式はとても古いですが、絞り環が付いてるタイプは意外に重宝されます。
いやー価格の割には、マウント部の完成度が高い!
Nikonのカメラに取り付けるかのように、カチッと取り付けできます。
マウントアダプターを付けると、レンズがその分長くなります。
あまり重いレンズを取り付けないのが無難。
実際に付けてみるとこんな感じ。
メカメカし過ぎるぜ。
そして、フルサイズ用レンズなので重い!
持ち方にも注意しないと、マウント部が壊れる恐れもあるので注意です。
(これはダメな例w)
レンズの口径がデカイので、床置きすると本体が浮いてしまいます。
今まで見たことのないフォルムに、早く撮りたいという欲求が強まります。
本レンズは、35mm換算で28-75mmのため、マイクロフォーサーズで使うと56-150mm(2倍)になります。
どうせなので、違うレンズも付けてみました!
こちらはタムロンの比較的新しいNikon用レンズ、「SP 85mm F/1.8 Di VC USD」です。
絞り機構が電磁方式なため、このマウントアダプターでは絞りを操作できません。
常に解放F値状態となりますが、私の用途的には実用範囲です。
本レンズは、35mm換算で85mmのため、マイクロフォーサーズで使うと170mm(2倍)になります。
今回、この2本のレンズで試し撮りしていきます。
マウントアダプターの実力とは
それではさっそく撮影してみます。
(以下、F2.8通しレンズを「ズームレンズ」、タムロンの単焦点レンズを「単焦点」で表記)
まずは昼食のシーン。
ズームレンズを使用して撮影しました。
このマウントアダプターの残念なところが、撮影条件(ISOやF値、シャッタースピードなど)が記録されません。
この写真は80mm(換算40mm)くらいで撮影しました。
オートフォーカスが効かないので、マニュアルでピント合わせます。
ミラーレスカメラの良いところは、ピーキング機能でピント面が合わせやすい。
そして気になるボケ味も個人的に良好です。
こちらは公園で、後ろボケでズームレンズで撮影。
150mm(換算75mm)の望遠で撮影しました。
AFがないので、動体にピント合わせるのは難しいですが、背景なら問題なし。
写りは想像以上に良いですねー。
単焦点レンズに付け替えました!
170mm(換算85mm)の望遠域。
素晴らしい写りですが、距離が遠すぎて扱いが難しい…
頑張って動く被写体を撮影しましたが、私の技量ではやはりピントが上手く合わない。
いかにAFが素晴らしいものか痛感しますね。
止まっていれば子どもの撮影もできます。
まぁマウントアダプターをわざわざ使うかは別ですが…
マウントアダプターまとめ
さすがに純正レンズのようには使えないが、レンズ遊びのレパートリーには十分でしょう。
絞りリングなどがないタイプは、価格も数千円とお手頃です。
様々なタイプのマウントアダプターがあるので、興味がある方はぜひ見てください。
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